2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

長距離バスはキツイ

若干、横道に逸れて。 『思想』(2006年、3月号)は、『思想』誌初の福祉特集(「特集にあたって」の広井良典の言)だが、私の友人や先輩、(心の)師も書いている。 まだ全部読んでいないのだが、とりあえず、この号で注目したいのが、岩田正美「バスに鍵は…

ホームレス・生活費用

講義タイトルをどんな風にしてよいのか分からないが、とりあえず、貧困、生活保護、自立ということをキーワードに考えていく。この分野は、本というよりも、昨今の若手社会学者の論文や、映像資料に良いものが多い気がする。映像は、「あしがらさん」とか、…

モデルと理論と社会学

かつて、落合仁司・落合恵美子が『現代思想』に、性別役割分業はパレート最適だ、みたいな論文を書いたら、フェミニストから総スカンをくらった。むかーし、私の出ていた、ある先生のゼミでこの論文がとりあげられたときには、中堅から大家の研究者たちにボ…

若者の労働

なんか山田さんの話書くのも面倒になってきたので、次。 本田由紀さん。 名前は昔から知っていて、blogでの様子も知っているのだが、ちゃんと読んだことがない。確か藤崎先生の論文集で、教育ママの論文を書いていた気がするが、読んだような読んでいないよ…

山田昌弘

修士の2年間はこの人のウォッチャーだった。しかし、なんとなく今は興味を失った。この人がいなかったら、家族社会学は、もっと健全でつまらないものになっていたと思う。その意味で貴重な人だが、個人的に惜しむのは、落合恵美子氏が歴史人口学に(完全に)…

宮本みち子

博論で徹夜なのに現実逃避。この人の「ニート」概念は、あくまでイギリスの議論を紹介するにとどめていたに思う(うろ覚え)。生活経済学とかが専門の人だっけ。あれ、社会学者か。 とりあえず読みやすい新書。若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)作者: …

小杉礼子

実は学部時代?修士時代?氏の講義を教職科目として取っていたが、3回くらいしか出席せず、適当なレポートを書いたら、可をいただいた。可でもありがたい単位だったが、反省して勉強をします。たくさん本出してるんですねえ。 自由の代償/フリーター―現代若…

来年の予定・玄田有史

<案1> 基礎事項を教える回+問題構図そのものを問い直す回をセットにして、5テーマぐらいをの講義。0.社会福祉・政策の概要として基礎的講義(2回分) 予定テーマ 1.ニート・フリーター問題の構図(労働政策) 基礎事項+『「ニート」って言うな!…

「社会政策論」の教科書

社会福祉政策 (有斐閣アルマ)作者: 坂田周一出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2000/11/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る 実は、『福祉社会』とか『ウェルビーイング・タウン社会福祉入門』よりも講義では使いやすそう。下…