夏休み?

 学生の皆さんは休みを楽しんでいらっしゃるでしょうか。サークル、バイト、勉強、シュウカツ、その他で忙しい人もいらっしゃるでしょうね。
 「研究者」である私(たち)の場合、夏休みは授業はなくなるものの、とにかくたまりにたまった、そして日常ではなかなか手がつけられなかった仕事をする時間なのです。私の場合、それが「あそび」に近いところもあるから、主観的には大変充実して気分が高揚しているのですが、しかし、仕事は仕事なので疲れはたまっているのかもしれません。そういう意味で、ワークライフバランスを考えると、あまりよくないことなのかもしれません。ただ、主観的には「好きなこと」ができていることは大変に幸せなことなのかもしれませんね。

 「好きなこと」と言っても仕事は仕事なので、嫌なこと、行きたくないこと、書きたくないこともしょっちゅうです。しかし仕事である以上(金もらっている以上)、絶対にやらないといけない。そうした意味では、朽ちていくことも自由であった大学院時代とは違うのかもしれません。しかし、さまざまな制限の中でいかに自分の色を出し、既存の枠に「抵抗」を試み、新しい枠組みを出していくかというチャレンジは、大学院生時代とは違う「自由」の経験なのかも、と思ったりもします。

 ……と、結局単なる逃避でした。本当は8月中は、採点、調査のまとめ、原稿2本とまだまだやらなければならないことが山積みです。9月にはまた新しいことが待っています。