産むことについて

 8月9月と色々なことがありすぎて、真面目に書いていたらたくさん書く事あるのでしょうが、もうお腹いっぱいな感じなのでメモ的に。妊娠・出産に関するイベントに参加。

 先週の9月2日は、NPO法人Fine祭り主催の不妊治療経験者による報告 http://j-fine.jp/matsuri/2012/matsuri.html を聞きに行ってきました。その次の9月3日には、うちの大学の学生企画の河瀬直美の『玄牝〈げんぴん〉』を見てのトークセッションに参加(ただ、この映画自体は以前見ていたのでトークだけ聞きました)。
 前者は産みたくても産めないという体験に関する話。後者は「産む」という経験に関する話。Fine祭りの方は、男性参加者が国際会議参加の専門家(医師)がほとんどで、夫婦できている人があまりいないのが驚きでした(明らかにカジュアルな格好の男性は私一人で浮いていた…)。
 後者は、やはり河瀬直美さんは面白いと思うのだけど、思想的には合わないかな、ということを再確認したり。やはり「母性主義」的なものに対しては身体的な警戒感をとくことができない。でも吉村医院撮影時の裏話的な話は、フィールドワークをするということとも関連する話で、面白かったです。映画自体は随分前にみたのですが、吉村医院・自然分娩礼賛ではなく、淡々と撮られていていい作品だと思いました。

 余談ですが、河瀬監督の映画と言ったらやっぱりこれが一番だと思います。「ならまち」が舞台だし。暑ーい夏に見るのがよいと思います。

http://www.kawasenaomi.com/ja/works/feature_film/post_20/

 「忘れていいことと、忘れたらあかんことと、ほれから忘れなあかんこと」