メモ【看護】

 あ、日付って6時で変わるのね。

 

これまでのケアについての議論は、時として「提供する側」の論理に立って行われることが多かった。私は仕事柄もあって、医療、福祉、心理などケアにかかわる領域の人たちと比較的分野を問わず広くやりとりしているほうだと思うが、医療や福祉の関係者の人のなかには、「職業意識」が強すぎることもあってか、強い言い方をすれば、「その人のニードは自分たちの職種ですべて対応できる」、あるいは「自分の職種だけでケアの受け手を"独占する〟」ような発想に傾く人がときおりいるように感じられる。
 しかしこれはある意味では独善的な、まさに「提供者主体」の見方なのであり、その枠組みから離れられてないといわざるをえない。言い換えれば、本当の意味でのケアの受け手、あるいは消費者の立場に立つと>51>いうことは、「自分(の職種)以外のケア提供者の存在や重要性を認める」というものでなければいけない(たとえば医療関係者であれば福祉関係者の存在理由、またその逆など)。(50-51)