新学期

 そろそろ始動しなくてはならないということで、このブログも試運転を始めていきましょう。一応、購入本メモ、読書メモ、雑感を書く、授業サポートページなどに使っています(いく予定です)。

 ひとまず、書く習慣をつけるということで、3月末に参加したいくつかのイベントについてメモ的に雑感を書いてみます。

  • 開発人類学の生・老・病研究

 一つ目は、3月29日にあった、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)の広報誌『FIELD+(フィールドプラス)』no. 9発売を記念した、「FIELD+café 生・老・病を発見する」というトークイベントに参加しました。サロンド冨山房FOLIOというカフェを貸しきってお茶を飲みながらリラックスした感じでお話するという感じで、いわゆる「○○カフェ
」ってこんな感じでしょうか。お話をしてくださったのは下記の方たち。

[ゲスト]
増田研(長崎大学) 「前説『生・老・病を発見する』」
増田 研「マラリア患者を発見する」
地歌織(佐賀大学)「ケニアで妊婦を発見する」
野村亜由美(甲南女子大学)「老人力を発見する」

 参加してみて、人類学の面白さをあらためて感じました。今回お話をしてくださった方たちは、国際機関と協力してデータを集める実証的・応用的な人類学者たち(野村さんは看護師のバックグラウンドを持つ)でした。人類学というと、たとえば、認識論的なレベルで、調査の暴力性とか近代の知を枠組みを問い返すとか、大変抽象的な議論もあります。そうした議論も面白いのですが、今回のものは、その事例を見せてもらうだけで私にとっては様々な発見があるというか、自分の枠組みを問い返すきっかけになったという感じでした。(続く)。

以下も時間があれば。