釜ヶ崎・飛田・阿倍野・新世界のフィールドワーク

※歩いたルート(あってるかしら?)↓


より大きな地図で 20120707釜ヶ崎・飛田・阿倍野・新世界FW を表示

 大阪市大の友人と、NPO釜ヶ崎支援機構のご好意で、私を含めた研究仲間、2大学の学生数名参加での解説付きフィールドワークに行ってきました。

 まずは、新今宮駅から、特別清掃事業とシェルターのある事務所で地域についての解説をシェルター内の見学などをしながら聞き、その後、解説を聞きながら職安・医療センター・労働福祉センターの入っている建物、西成特区で話題の今宮中学校、福祉マンション群、三角公園、西成警察署などを回り、最後は、労働福祉センターでのシェルター入所券の配布を見て解散という流れでした。これまで写真などでは見ていた場所ではありましたが、空気感がまったく違うというか…。月並みですが。盛りだくさん過ぎて整理し切れていない感じなので、うかがったこと、見学したことの感想に関しては、後ほど書く、かもしれません。

・福祉マンションとドヤが立ち並ぶとおり

 その後は、大阪市大の大学院でこの地域のことを専門に研究している方の案内で、飛田を経由して、阿倍野の高層マンション群をとおり、そこから路地の長屋群のあいだを通って、新世界へ。
 飛田そのものは、youtubeなどで動画を見ることができるので、路地そのものはそこまでの驚きではなかったのですが、そこに結構あっけらかんとたくさんの人(男性)が歩いていて、また、隣の高層マンション群の方からお店の女性の笑顔が見えるという光景になんともいえない気持ちになりました。

・飛田との境の阿倍野の高層マンション(写真お借りしました)

さいごの色街 飛田

さいごの色街 飛田

 大阪という町は、セグリゲーションがすごいというか、区域でがちっと区切られていて、しかし、そのある区域の中には、その区域が果たしている機能があって、外から、その機能が提供するものを享受するためにある層の人たちがやってくる。その辺の社会の現実のようなものが、東京などよりも見ようと思えばはっきりと見えてくる町なのではないかと思いました。
 
 最後は、ジャンジャン横町、新世界などを通って居酒屋で打ち上げ。よく歩いた一日でした。

通天閣

通天閣 新・日本資本主義発達史

通天閣 新・日本資本主義発達史