ワークショップ

 今日は、明日の講演に先立ち、イイトコサガシ(発達障害者向けのコミュニケーションのワークショップを主催する団体)の冠地情さんがファシリテーとするワークショップ経験をしました。マジョリティを探せゲーム、15秒でお題について語るゲーム、あるお題について二者で会話をして周りがその会話のイイトコを探したり、そのお題に対する切り口を見つけるといったゲーム。と、普段はあまりワークショップを経験する機会はあまりないので、新鮮でした。(なお、明日の講演会では、前半では、冠地さん自身のこれまでの経験などの話を聞けて、後半では模擬的なワークショップを体験できるようです。)

 ワークショップ後に冠地さんと話してみて興味深かったのは、冠地さんのとっているスタイルのワークショップは、インプロヴィゼーション(即興演劇)をモチーフとしているということ。インプロと言えば、私の大学時代の同級生の高尾隆くんの話を思い出します。高尾くんは企業の研修でもこうしたワークショップを行なっているとのこと。いただいた下記の本、途中までしか読んでいないので、今日帰って読んでみようと思います。

Learning × Performance インプロする組織  予定調和を超え、日常をゆさぶる

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 また、冠地さんは、発達障害業界では有名な当事者である綾屋紗月さんと今度コラボをするそうですが、当事者研究とイイトコサガシの違いという話も興味深かったです。当事者研究発達障害である自分を掘り下げていくというような方向であるのに対して、イイトコサガシは、あくまでもプラグマティックに、周りの他者とコミュニケーションすることを重視しているとのこと。この二つの方向性がどうクロスし、どう対立するのかという点について、考えるべきことがあるのではないかと思いました。

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)

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イトコサガシHP → http://iitoko-sagashi.blogspot.jp/