メモ【調査倫理】

社会学的フィールドワーク (SEKAISHISO SEMINAR)

社会学的フィールドワーク (SEKAISHISO SEMINAR)

意外におもしろいです。少なくとも90年代後半から大量に出ていたエスノ-構築-ライフヒストリー系のフィールドワーク論よりはよいと思います。
 玉野先生の見田宗介批判、中野卓批判などエッジの効きぶりがよい。町村先生のもエッセイだけど、なぜ文体が変わったのかということを事例に、フィールドワークは必ずしも「深く」すればよいものではなく、「行きずりのフィールドワーカー」にも価値があるということを書いていて、参考になった。