授業用【科学哲学】

疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学

院生向けの科学方法論みたいな授業の3回分を担当することになったため。3回って中途半端すぎるが、延長して150分くらいずつ3回で読み切れるかな。
第一章だけ読了。創造科学と進化論の論争に対して、反証可能性や演繹、帰納などの科学の基準として採用されてきた方法を適用してみることで、両者は科学たり得るのかということを考えていくというような感じ。どうだろう。一方で実験室で実験ばかりしている人たち、他方、臨床でリハビリや看護ばかりしてきた人たち、こうしたクラスでやるのに適当かどうか。面白そうだから自分的にはやりたいけど。

<追記>
 2章の占星術、3章の超心理学はとばして4章の代替医療を題材とした科学的であることと政策決定との関連、科学社会学の潮流(科学的知識と社会との関連をどう考えるか)などの辺りと、5章の統計的検定や推論のところから読む。


 あと、大学院の保健医療福祉システム論は何をやるか。雇用レジームを合わせた福祉国家論かなとか思ったけど、医療系にはあまりにもなじみがなさそうなので、地域医療(医療崩壊がらみか、特定検診絡みか)か、リハビリテーションの制度の変化についてか。