現代医療
- 作者: 大櫛陽一
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
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- 作者: 美馬達哉
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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<目次>
まえがき
第一部<感染>の政治学
第1章 アウトブレイクの社会的効用――SARS
第2章 防疫線上の政治――鳥インフルエンザ
第3章 グローバルエイズの政治経済学
第二部<生>のディスクール
第4章 <生>のテクノスケープ――ES細胞をつらぬく権力
第5章 「脳死」の神話学
第6章 病者の光学――視覚化される脳
第三部<恐怖>のイデオロギー
第7章 がん恐怖症
第8章 ストレスの政治学
あとがきにかえて アウシュヴィッツの「回教徒」
著者は神経内科で、現役の臨床医。
初出をいくつか読んだことがあった。第一部と第三部から読む。忘れてしまったが、7章のがんの話が面白かったか。あと、第5章を昨日寝床で読んだが、脳死臓器移植に関する賛否の言説の論理的配置と、どういう議論の構造になっているか整理されていて、非常にためになった。きちんと読んで自分の研究との関連も見ださないといけない。