後期迎えられるのか?

 大きいものの間に、細かいものが混じり、それが折り重なってダメージを与えてくる。10月の頭まで何とか乗り切らないと…。

児童虐待―現場からの提言 (岩波新書)

児童虐待―現場からの提言 (岩波新書)

介護殺人―司法福祉の視点から

介護殺人―司法福祉の視点から

話を聞きにいくならきちんとお勉強をしなくては。

第1章 介護殺人の全体状況
第2章 介護殺人の分析方法
第3章 典型的な事件の分析
第4章 事件の発生防止に向けて
第5章 規範的解決の前進
第6章 介護殺人の「実体的解決」をめざして
終章  ――本論文の研究上の位置と課題

 いや、社会福祉学なので、分析はなんともで、文体も博論そのままという感じですが、第3章の事例の迫力はすごいよ。やはり検察の記録や、弁護士、地域住民、関係した医師に取材ができているというのは強いなあ。この分野では、学者は、これ以上のマテリアルを集めることは難しいでしょう。やれるとしたら、この本などの事例を用いて、虐待と暴力、社会の関係をこねくり回すことぐらいか……誰が読むんだそんなの。