民博で【医療社会学】【差別】

民博に行ったのだがこれを買ってきた。講義の資料に使えそう。他に『総合展示解説シリーズ? 総合展示図録可変型編』(2007年1月)という姉妹編がある模様。以下は可変型編の解説。今回買ったものも扱っているトピックはだいたい一緒。ていうか、2007年のやつはマイナーチェンジかな。

 総合展示では、基本的なテーマをあつかった展示スペース(半固定型)と数年単位で展示内容を変更するスペース(可変型)をそれぞれ設置しています。これにより、日々変わり続ける情勢に対応しながら現在的課題に応え、また併せて、差別・人権問題に関わる多様なテーマの展示をおこない続けていくことによって、常に更新されていく総合展示となっています。
 半固定型の展示につきましては、すでに2006年3月に『大阪人権博物館総合展示図録−私が向きあう日本社会の差別と人権』として図録を刊行いたしました。
 本書は、可変型展示の紹介を基本としながら、より詳細な解説を目的に作成しました。特にコーナー3「差別を受けている人の主張と活動」では、まず第一に、展示では触れていないテーマをより詳しく紹介したトピックスを設けました。次にコラムでは、それぞれの問題にたずさわっている関係者に自らの活動への思いや具体的な解説などを執筆して頂いています。
 『大阪人権博物館総合展示図録』と本書を併せて、差別・人権問題に関する学習に役立てて頂ければ幸いです。

目次
はじめに
コーナー1人権の現在
コーナー2私の価値観と差別
コーナー3差別を受けている人の主張と活動
在日コリアン
・ウチナーンチュ
アイヌ民族
・女性
性的少数者
・障害者
HIV感染者・AIDS患者
ハンセン病回復者
・ホームレス
被差別部落
・公害被害者
水俣病患者