メモ【科学】【資格】

社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳
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教育社会学は天野先生言うところの「辺境性」を持っていたというけれども、実は教育学も戦前はそうで、内容を見たら、今でも心理学(発達心理学)、政治学ないし哲学(自由と平等)、社会福祉などからの借りものが多く、独自のディシプリンといえるものが確立しているとは思えない。教育学はいつから何の根拠があってディシプリンがあるかのように振舞うのですか、と。この点については塩崎さんからのリプライよりも苅谷先生が示唆された教員養成をする東大の教育学部を作ったことの話が面白かった。なるほど、資格試験化すると、既得権益化して、学問が荒廃するんだなと、かなり勝手に解釈して納得してしまいました。まぁ、当り前ですわ。学問は正解が見つからないことに耐え、それを探求することですが、試験は分かったことにした正解を用意することにほかなりません。だから、正解を本当の正解だとしか理解できない人は・・・。