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 いきがってる大学生みたいな3冊をなぜか今購入。

社会学の社会学 (ブルデューライブラリー)

社会学の社会学 (ブルデューライブラリー)

社会学は、自ら科学性を問うことにたえず直面させられるという悲しい特権をもった学問です。歴史学民族学ではそんなやかましいことはありませんし、地理学や文献学あるいは考古学については言わずもがなです。社会学者はたえず問いかけられ、自らに問いかけ、さらに他に対してたえず問いかけます。社会学帝国主義をありそうなことだと思わせたのは、この学問が始まったばかりの揺籃期なのに、あえて諸学を審問に付す、などとやったからなんですね。もちろん、私がいま念頭においているのは科学の社会学のことですよ。じっさい、社会学というのは、己に対してとりわけ鋭いやり口で問う問いかけを、ひたすら他の諸科学にむけて提起してきたのですね。もし社会学が一個の批判(ルビ:クリテイク)科学であるというなら、おそらくそれは社会学それ自身が危機的(ルビ:クリテイク)な立場にあるからでしょう。(26)

最後の一文には泣けた。

分子革命―欲望社会のミクロ分析 (叢書・ウニベルシタス)

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