宅老所【認知症】
- 作者: 宅老所・グループホーム全国ネットワーク
- 出版社/メーカー: 全国コミュニティライフサポートセンター
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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出張先の資料に、これの2009年度版(できたて)が入っていた。
子ども、障害者、高齢者すべてを対象としたいわゆる「共生型(富山型)」の制度化としてフレキシブル支援センターが、予算措置されたとのこと。宅老所運動は、支援を必要としている人を受け容れていくために、通いに泊まりをつけ、住まいもつけていく運動であると物語化されているが、小規模多機能型という2006年の介護保険制度で制度化された宅老所に対して包括払いをする制度は、フレキシブルさを削ぐもの、経営を困難にさせるもの(報酬水準が低すぎるということ)ということで賛否がある。
フレキシブル支援センター構想は、今まで特区で認められるか、デイサービスに何かを併設する(その場合には建築の基準など色々ハードルがある)という形でしかできなかった共生型を、報酬が出る形でできるようにしていこうとするもの。これについても「フレキシブルさ」の制度化ということで議論がなされていくのであろう。