再訪

気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま学芸文庫)

気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま学芸文庫)

 たぶん1999年度末くらいに2回目を読んで以来。何か転機となるような時につい手を伸ばしてしまう。優れているからというよりも読みやすくこの著者の雰囲気を味わいやすいから、つい。
 夜に生活している地に降り立ちバスで暗い街を自宅に向かっているときにふと「根をもつことと翼をもつこと」を思い浮かべる。街の空間や生活を好きになれて、はじめて自由になれるような気がする。