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JIN―仁― 1 (ジャンプコミックス デラックス)

JIN―仁― 1 (ジャンプコミックス デラックス)

六三四の剣』に萌えていた者としては、期待をもって臨んだ村上もとかもの。大満足。酒井シズ監修なのね。幕末にタイムスリップしてしまった脳神経外科医の話。幕末ものとしても面白いし、医療史としても面白い。西洋医学派と漢方医の争いとか。もうちょっと医師への信頼みたいな話がシビアになっていく展開があるのか。今のところ手術の失敗や医療ミスみたいなのはないけど、その辺どうなのかな。今のところ8巻くらいまで読んで、外科の治療がない間に研究をするというような話が出てきているが、『流通する「人体」』との絡みで解剖の話なんかも出てこないかな。
松本の近所のTSUTAYAの貸マンガで借りたい、でも学生に会うと思うと…。

ファイブ 5 (ビッグコミックス)

ファイブ 5 (ビッグコミックス)

隠れバスケファンとして5巻まで一気に。佐古と現役最後に移籍したアイシンの活躍をモチーフにした話。ライバル、トヨタの若手天才ポイントガードのモデルは田臥かしら。佐古は確か能代工業だったよね。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

一度読んでみたいと思っていた作家。ソーシャルワーカーをしていたのだね。一応介護ものとも言えるか。
あずさで読了。読ませる。色々なテーマを喚起させる作品だと思う。私自身は、子どものころ何気なくやっていたこととか、過ごしていた場所とかが、大人になって社会的文脈に置いてみるととても奇妙なものであったりとか、社会から影響を受けていたのだということを発見する経験、みたいな驚きというか気持ちの悪さみたいなものが主題の一つだと思った。

追記
http://globe-walkers.com/ohno/interview/kazuoishiguro.html
と、著者へのインタビューでもそういうこと言っているね。