仕事用に借りたり・読んだり

  • 向井承子1990『病いの戦後史――体験としての医療から』筑摩書房
  • 勝又正直1999『ナースのための社会学入門』医学書院…そろそろ準備を始めなくてはならん…。著者は折原浩の弟子だったと思う、確か。しかし、序論でパーソンズの色が濃い医療社会学は詰まらん、と断じて、「つまり、社会学とは近代の社会に個人の側から疑問を呈する挑発的な学なのです」というのは、どうなの?という感じですが。この後、医療社会学はダメだ、という話になって、医療人類学が良いよ、という話になっていく。
  • 根村直美編著2003『ジェンダーで読む健康/セクシュアリティ――健康とジェンダーⅡ』明石書店…第9章の「出生前検査と女性の自己決定――出生前検査を受けた女性の語りから」を予習用に。このテーマでなぜコメンテーター?
  • 柘植あづみ「出生前診断は何を提起するのか」藤村正之編著2006『福祉化と成熟社会』ミネルヴァ書房:217-46.…これも予習用に。
  • 藤村正之「貧しさと豊かさの変質――貧困問題と時間問題」藤村正之編著2006『福祉化と成熟社会』ミネルヴァ書房:71-116.…生活保護制度の流れのあたりとか、まとまっていて授業のネタに使いやすそう。文献リストも要チェック。新しさという点では疑問ではあっても、こういう役に立つ論文は貴重だと思う。