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One World of Welfare: Japan in Comparative Perspective (Cornell Studies in Political Economy)

One World of Welfare: Japan in Comparative Perspective (Cornell Studies in Political Economy)

 超有名な医療政策の研究者が評していた。比較福祉国家研究の必読書だそうだ。その人によると医療政策分析に関して、エスピン・アンデルセンの枠組みはまったく役に立たないと思っていたが、この本を読んで我が意を得たりとのことだそうだ。
 研究自体は日本を対象とした研究で、日本の政策を比較国政史の中で、何らかのレジームに属していたり、特殊であると論じるのではなく、世界的な政策の拡散現象の一つとして説明するという内容のようだ。著者は政治学者。