東洋的?

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

 実際に持っているのは旧カバー。松岡正剛が、最初に追悼文を寄稿している。本が出たときには亡くなっていたらしい。著者岩井寛は、美学を学んだ後、東京慈恵医科大学で精神医学を修める。
 精神分析が、神経症を病理としてとらえるのに対して、森田療法は、神経症を日常の心理的カニズムの延長で考える。そのため、治療とは異常の除去ではなく、修練に近いものとなる。