新書

 
 春なので、色々と買う。まずは岩波の新赤版で。

社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

 ペルーとボリビアの国境の写真から始まる著。久々の見田節で、すぐ読める。これまでチョコチョコと発表していたのをまとめなおした感じ。しかし、である調とですます調の混在はわざと?校正ミスにしては多すぎるのだけど。

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

 この著者初の新書。最近の方向性には疑問を感じることも多いが、一応。


丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)

丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)

 GWに読もう。

 同世代の著者による日中韓ナショナリズム分析。序章を読んだ限りだと、イデオロギーを社会構造とのかかわりで分析しようというある意味オーソドックスな感じ。オーソドックスだが古くさくないのは、ナショナリズム論という分野における言論状況の硬直に対して、「不安型ナショナリズム」という別様な視点を、(ぷちナショとかでなく)社会意識論の枠内で開いているように感じられるからだろう。と言っても、この先どう展開するかは不明。

ハンセン病 重監房の記録 (集英社新書)

ハンセン病 重監房の記録 (集英社新書)

 医療倫理研究の人。ナラティブ・アプローチと医療倫理をつなぐというような議論をしていたね、確か。