小澤勲

痴呆を生きるということ (岩波新書)

痴呆を生きるということ (岩波新書)

 

 今まで人が考えようともしなかった認知症の人本人の世界に目を開かせてくれるというところに意義がある本です。ただし、この本に読んで感動しているだけではダメで、ここからどういう学問的テーマを読み取っていくかが重要です。
 続編として、『認知症とは何か』(2004、岩波書店)。『痴呆老人から見た世界』(1998、岩崎学術出版社)がより学術的。共著に『物語としての痴呆ケア』ちなみに、ご本人は、ガンの末期状態だが、連載・講演を今もこなしている。


認知症とは何か (岩波新書)

認知症とは何か (岩波新書)

物語としての痴呆ケア

物語としての痴呆ケア